アウトライン~ドラマのネタバレあらすじ・感想

文章の練習がてら、ドラマのあらすじをまとめています

「わろてんか」第15週 第85回『ないたらあかん』

 

あらすじ

万々亭では、志乃のお別れ食事会が始まっていた。
そこには、てんと藤吉、隼也と共にキースに連れられ渋々参加する志乃の姿があった。
キチゾーウタコの前座の後、キースが挨拶を始めると、そこへようやく栞がやってくる。
安堵する一同だったが、栞はへその緒を返しに来ただけだとそっけない。
一方の志乃も捨てたものだからいらない、と言う。
厳しい顔で踵を返す栞を、どうにかキースが押しとどめた。
キースは身寄りのない自分を息子のように世話してくれた志乃を慕っていたが、それでも実の自慢の息子には敵わないのだ、と言う。
隼也はへその緒の箱に名前が書かれているのを見て、「親の願いが込められている」なら栞の名前にはどんな願いが込められているのかと聞く。
志乃は、人生に迷わず、たくさんの人を導く道しるべの意味を込めて付けたのだと言う。
それを聞いた栞は、今の自分はあるのは、志乃と活動写真を見た思い出のおかげだと言い「ありがとうございます」と礼を言う。
志乃は思わず泣き崩れた。
そして、キースとアサリの万歳が始まり、二人は並んで笑うのだった。

志乃は栞が世話するというのも断って、やはり東京へ戻ることになった。
知り合いの寺に世話になると言う。
てんと藤吉は、栞の記事が載っている新聞を志乃に見せた。
新聞は、地域貢献と震災救護活動を認められ、大阪府に感謝状を送られた事を伝えていた。
記事の中で栞が「――人の道標となれるよう――歩んでいきたいと思います」と語っていることに志乃が感激していると、そこへ見送り栞がやってきた。
栞は小切手を渡した。それがあれば東京で小料理が営めると言うが、志乃は受け取れないと拒否する。
すると栞は、受け取らなくても良い、借りてくださいと言う。
その金額は返済するまでに20年はかかる、と付け加えて。
キースが、それだけ長生きして欲しいと言う事だ、と伝えると、志乃はキースも私の息子だよ、と笑うのだった。

風太が無事に大阪へ戻ってきた。
風鳥亭の面々は大喜びで迎える。
泣いて抱き着くおトキに、自分が無事帰ってこれたのは、おトキのくれたお守りのおかげだと礼を言うのだった。

東京の芸人を迎えた復興支援の興行は大盛況、東京と大阪の絆を作った。
北村笑店の東京進出は一気に進むのだった。

感想

栞が最後まで「お母さん」と言わなかったのが意外でした。「お元気で」の後に絶対言うと思ってたのに(笑) 言ったら言ったで「ほらきた!」って思っちゃうんでしょうけど。
高橋一生さんって、フェミニストな雰囲気なのもあって、こういう母親との絆とか、老女との交流とかすごく似合うんですよね。
それにつけても隼也くんの唐突なキラーパスですよ……。まあ隼也の名前の由来を志乃さんが尋ねた辺りから予想ついてましたけど。
そんなもやもやも吹き飛ばす来週の予告。藤吉さんまだ若いのにもうクランクアップですか!?というか来週こそ「ないたらあかん」やないですか。