アウトライン~ドラマのネタバレあらすじ・感想

文章の練習がてら、ドラマのあらすじをまとめています

「わろてんか」 第17週 第93回『ずっと、わろてんか』

 

あらすじ

藤吉の発作は一時的なものだったが、心に不安を抱えつつも、てんには話せずにいた。

万丈目の新聞連載が始まる。
万歳の出来より良いと褒める風太風太もまた新しい万歳の形を模索し続けていた。
女性の目線も必要だと感じていた藤吉は、てんに興行の世界にもっと関わってみないかと勧める。

ラジオ放送。北村笑店の芸人も何人か出演するようになっていたが、落語の若者人気はいま一つ。藤吉はラジオでも伝わる万歳について、てんと話し合う。

番組表の編成なども、てんに教え込む藤吉。
熱心な二人を見て、おトキは風太にプレッシャーをかけからかう。

藤吉はすでに売れっ子のキースとアサリにも厳しく指導し、広告の新しい方法なども考えていた。

キースとアサリ、風太は、落語が100年続いてきたわけを考える。
そして3人は、音曲やハリセンを使わない「しゃべくり万歳」に辿り着く。
さっそく試してみるキースとアサリ。
どつき万歳を期待していた客には不評。みかんを投げつけられるのだった。

災難だったと笑う藤吉。万丈目はキースのインテリネタは客には難しいのでは?と指摘する。
そして自身も小噺で好評の、日常の話を元に万歳を作ってはどうかとアドバイスする。

大量のみかんの皮を、てんが藤岡屋を訪れる。
てんは、りんから、兄・新一の夢だった「日本で薬を作る」夢が実現しそうだと聞かされ喜ぶ。

藤吉に頼まれた資料を持って、栞がやってくる。
栞が藤吉が何か急いでいるようだ、と指摘すると、藤吉はうかうかしていたらあっと言う間に年を取ってしまうと笑う。
栞は深く共感した。
トーキー映画(音声のある映画)を作る構想があるものの、弁士の仕事を奪ってしまうために二の足を踏んでいたのだ。
藤吉は「時代の先駆者は立ち止まったらあかん」と栞を背中を押す。
盛り上がる二人。藤吉は祝杯をあげようと上機嫌だが、てんに酒を止められ笑うのだった。

感想

弁士が日本独自の物だったとは知りませんでした。歌舞伎や浄瑠璃などで語り手文化があったためだとされています。
数は激減したものの話術を生かして転職した人も多く、現在も少ないながら弁士と言う職業は存在するようです。声優の山崎バニラさんもその一人。
それにしても「面白くない男」万丈目さんのマルチっぷりは目を見張るものがあります。カッコ良い!