「わろてんか」 第17週 第95回『ずっと、わろてんか』
あらすじ
万丈目の台本に不満気の風太。藤吉はラジオの相撲中継の真似をしだす。
万歳にラジオを取り入れたら面白い、と喜ぶ一同。
しかし藤吉は風太と組みあったまま倒れ込んでしまう。
病院に運び込まれた藤吉。すぐに意識を取り戻したが、2度目と言うこともあり、てんは医師から覚悟するように言われていた。
なぞかけをして笑わせようとする藤吉。てんは涙を浮かべながらも笑みを浮かべた。
藤吉は「うちに帰りたい」と弱々しく呟いた。
風鳥亭では藤吉のためにも新しい万歳の完成を急いでいた。
リリコは花束を抱えて見舞いに向かっていた。訪れる直前に笑顔を作って。
藤吉はてんを買い物に出すと、リリコに芸人に戻らないかと誘う。
寂しい思いをしてきたリリコだからできる笑いがある、と信じている藤吉は風鳥亭の高座に上がって欲しいと考えていた。
「初めて藤吉に口説かれた」と笑うリリコ。藤吉はさらにリリコにある頼みごとをする。
マンマンでは、台本書きに苦しむ万丈目の尻を歌子が叩いていた。
キースとアサリは風太と共に新しい万歳の衣装を考えていた。
おトキが流行を取り入れてはどうか?と提案するも、相手にしない風太。
ガッカリしたおトキは、直後につわりで苦しみだした。
おトキを介抱したてんは、風太に優しくするよう注意する。
風太はおトキの意見を取り入れる、と約束した。
自宅に戻った藤吉は、てんに初めて出会った頃の思い出話をする。
本当に自分で良かったのかと悩んだ時もあった、と言う藤吉。
てんは、ずっと藤吉と笑ってきた、とその手を握った。
小さな寄席から始まって、大きく発展した北村笑店。
しかし倒れた時に夢を見て、藤吉は気付いたという。
「ほんまに俺がやりたかったんはな……」
そこに風太が入ってきた。
新しい万歳が完成したのだ。風太は明日の昼席前に、てんと藤吉の前で披露すると告げた。
雑記
「ピタッと来た!」金太郎の前掛けを身体に当てて言う風太。まさか国営放送で企業のCMを思わせるセリフが飛び出すとは。
関白宣言したのに、おトキちゃんにめっぽう弱い風太が可愛い。
リリコに何を頼んだのか。藤吉が「ほんまにやりたかった事」はなんなのか。
もやもやを残したまま明日へ続くんですねえ。