アウトライン~ドラマのネタバレあらすじ・感想

文章の練習がてら、ドラマのあらすじをまとめています

「わろてんか」第19週 第106回『最高のコンビ』

あらすじ

マンマンにて、雑誌やブロマイドに使う写真をどれにするかなど盛り上がる、おトキ、楓、歌子。
てんは、まずリリコと四郎の漫才をどうにかしようと考える。
そこに、キースとアサリがやってきた。
リリコと四郎の稽古を見ていた2人は、彼らの漫才は力が入り過ぎていて、見ている方も緊張してしまうのだと言う。
納得するてんに、キースは緊張せず、2人らしく漫才できる方法を見つければ良いとアドバイスした。

風太に売店を任された隼也は、渋々売り子をするが思うようには売れない。
買ってもらうには工夫が必要だと言う亀井。
夏の暑い日に、てんが氷の上で冷やし飴のビンを転がした逸話を隼也に話して聞かせる。

リリコは、なぜドイツに行きたいのかと四郎に尋ねる。
四郎は音楽家にとっての夢の国だと目を輝かせる。
ドイツ語は喋れるのかと言うリリコに、動揺する四郎だったが、リリコは夢をかなえるためにもますます頑張らなくては、と言う。

隼也はキースとアサリの似顔絵を描き、てんに見せる。
これを使って饅頭の売り上げを伸ばそうと考えていた。

稽古を続けるリリコと四郎。四郎のしゃべりも随分と上達し、詰まらずに話せるようになっていた。
四郎はリリコの作った不格好なおむすびを、美味しいと言ってほおばった。

マンマンで、歌子が作った洋風弁当を試食する、てん、おトキ、楓。
寒い時期にはぜんざいも出せば売れるだろうと盛り上がる。
そんな中、いつものように万丈目と歌子の言い合いが始まる。
勢いに押される万丈目、途切れなくしゃべり倒す歌子。
てんは、ミス・リリコアンドシローの初舞台を思い出していた。
しどろもどろの四郎と、しゃべりまくるリリコ。
「2人らしくやれる方法」に辿り着いたてんは、急いで2人をマンマンに呼び出した。
やってきた四郎にてんは言う。

「四郎さん、高座でしゃべるの、やめまへんか?」

雑記

さすがキース、アサリ師匠。適切なアドバイスでてんを見事アシスト。
積み上げて来た努力と自信が滲み出て、ベテランの風情が漂ってましたねえ。
万丈目と歌子のやり取りは本当に面白くて、特に歌子役の枝元萌さんは今まで目立った活躍はなかったのが不思議なくらい、達者だなと思いました。
間合いも絶妙なんですけど、芸人さんではないと知って驚きました。

以下、書き起こし。文字にしても独特の語調がないと面白さは伝わらないですね。

~略 歌子「なにが編集長や、モンシロチョウみたいな顔して」
   万丈目「なんやモンシロチョウて」
   歌子「え!?あんたモンシロチョウしらんの?」
   万丈目「し、知っとるわ!」
   歌子「ほな、あんたモンシロチョウの何知ってんねや」
   万丈目「え?」
   歌子「どこの生まれや。兄弟何人おる?すきな食べもんは」
   万丈目「いやいや、何や知ってるとか…」
   歌子「アホ!好きな食べもんぐらい知ってるやろ。モンシロチョウの好きなもんは蜜や蜜、花の蜜!ホンマそれでよう編集長がつとまりまんなあ!」~略

マシンガンみたいに畳みかけられて、すっかり押されて言いよどんでしまう。
言いがかりが不条理であればあるほど面白いんですよね。