アウトライン~ドラマのネタバレあらすじ・感想

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「わろてんか」 第16週 第86回『笑いの新時代』

あらすじ

昭和4年(1929年)初冬
元号と共に時代も変わり、ラジオ放送が普及、てんと藤吉の家も改築され、水道やガスが引かれていた。
藤吉は近頃疲れやすくなったと愚痴り、万丈目やキースたちは東京と大阪の寄席を行き来する生活だ。

風鳥亭では、気流を読んで万歳を推して行きたい風太と、落語こそ寄席の華と考える藤吉の間で意見が対立していた。
団吾師匠が気を吐いて頑張るも、落語はすっかり年寄の娯楽と化していたのだ。

15歳になっていた隼也。てんは学校からの電話で、隼也がテストを白紙で出していた事を知る。

隼也は自分が北村笑店を継がなければならないことに不満を持っていた。
藤吉は説教するが、隼也は旅芸人として好きな事をして、継ぐはずの米屋を潰した父親に対して反抗するばかりだった。

おトキに弁当を作ってもらっている風太
しかし二人は変わらずの関係のままだった。
おトキの事は好きだと言う風太だったが、怖くて一歩踏み出せずにいた。
キースとアサリは進展しない二人の恋に業を煮やし、風太にプロポーズする事を勧める。

りんが訪ねてきた。
隼也が藤岡屋の道修町支店に来ていたからだ。
てんがりんに隼也の事を話すと、りんは自分が藤岡屋を継いだ時のことを語り始めた。
自分が決めた事だったが、周りがどんどん準備を進めていく中、一人になって考えたいと思ったのだ、と。
りんは、しばらく隼也を一人にしてあげてはどうかとアドバイスする。

キースたちにそそのかされ、花束とドーナツを手に「Merry me」とプロポーズする風太
しかしおトキに英語が伝わるはずもなく、ただのお土産だと思われ風太はがっかりする。

隼也がりんのところにいる事を知った藤吉は、勝手ばかりする隼也に腹立たしさを抑えられずにいた。
勢い、隼也の冒険小説などを処分しようとする藤吉。
てんが慌てて止めようとすると、藤吉は急に苦しみだし倒れてしまう。

中風(脳卒中)と診断された藤吉は、意識が戻らない。
医者によると、たとえ意識が戻っても手足にマヒが残る可能性があると言われてしまう。
てんは動揺するが、帯に挟んだ白文鳥の鈴を目にすると、口元に笑みを浮かべる。
そして少しでも血の巡りが良くなるように、と藤吉の手をさするのだった。

感想

肩こりは脳卒中(脳梗塞脳出血)の前触れだったんですね。
ウィキペディアによると、明治35年の時点で15歳だった藤吉は42歳に。
明治43年の時点で17歳だったてんは36歳くらいでしょうか。
当時ではわかりませんが、今の時代ではまだ脳卒中になる年齢ではないように思います。それだけ心労が重なったんですね。
でも通り一遍に「学生は勉強していれば良い」みたいに言われちゃ、そりゃ隼也も「自分は好き勝手やってきたくせに」って反抗したくなるよな、と(笑)