アウトライン~ドラマのネタバレあらすじ・感想

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「わろてんか」 第17週 第97回『ずっと、わろてんか』

あらすじ

キースとアサリが”しゃべくり万歳”を完成させてから三日後、藤吉は再び倒れて入院する。
昔の夢を見ていた、と言う藤吉は、てんに「笑いの色は?」と尋ねる。
「茶色」と返すてんに、今度は「笑いの味は?」と尋ねた藤吉。

藤吉は、結婚する前、ケガを負った藤吉を無断で蔵にかくまって、父の怒りを買ったてんが、蔵に閉じ込められていた頃の夢を見ていた。
蔵の窓越しに藤吉が手渡した柿を食べたてん。
藤吉はそれまで笑わなかったてんが、その時少し笑った事が嬉しかったと言う。
藤吉は日本中に笑いを振りまくのが夢だと思っていたが、本当は「たった一人の女の子を笑わせたかった」のだと気付いた。
「これからもずっと、わろてんか」と言う藤吉にてんがうなずく。
藤吉は、北村笑店と隼也をてんに託して、静かに息を引き取るのだった。

おトキは、てんに白喪服を着つけながら、藤吉の早すぎる死を悲しんだ。
白喪服はてんが藤岡の家を出るときに、祖母ハツが仕立ててくれたものだ。
死に装束でもある白喪服を持って嫁ぐ事は、何があっても添い遂げる決意の表れだった。
車を用意し、迎えに来た栞は、白喪服で現れたてんに悲しげな目を向けた。
藤吉の葬儀には、全国から席主や芸人たちが集まり、盛大に執り行われた。

その晩、てんの自宅に集まっていた風太とおトキは、隼也が跡をつぐまで、てんを支えて北村笑店を守っていく事を決意するのだった。

雑記

結末が解っていても、藤吉の姿が忽然と無くなってしまうのは寂しいです。
白喪服ですが、戦前までは比較的一般的だったようです。男性も着ていたそうですが、女性は特に、再婚しないという意思のあらわれともされています。未亡人(本来なら夫の後を追うべきが、まだ亡くなっていない人、の意)と言う呼び方からも、女性の人生は夫の死と共に終える。と言うのが理想だったんでしょうね。
藤吉同様、脳卒中の挙句、食事も摂れない状態になってしまった親を持つ身としては、過度の治療をされるより藤吉のように眠るように静かに息を引き取りたいと思うこの頃です。