アウトライン~ドラマのネタバレあらすじ・感想

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「わろてんか」第20週 第110回『ボンのご乱心』

あらすじ

ミス・リリコアンドシローは、2人目当ての客が殺到するほどの人気漫才師になっていた。
この勢いに乗り、北村笑店25周年を盛り上げたいてんは、役員会議でアイデアを募った。
万丈目は社史の編さんを提案し、風太は東京での大漫才大会をしてはどうかと言う。
栞は東京ではレビューが主流であることを挙げ、歌やダンスを取り入れたショーにしては、と言う。
漫才が中心だと譲らない風太は、栞と対立。
自分も意見しようと手を上げた隼也だったが、風太に冷たくあしらわれる。

「マーチン・ショウ」に感動した隼也は、それを栞に熱っぽく語った。
日本でも同じようなショーをやりたいと考えていた隼也だったが、2年下積みをすることで、アメリカで得たものが古くなってしまうのではないかと焦りを感じていた。
栞はその思いをぶつけなければならない相手がいるんじゃないか、と諭す。

隼也はてんに、25周年にやりたいことがある、と話し始めるが、やらなければならないことがあるのでは?とてんにたしなめられてしまう。
そこに通りがかった風太。隼也は2人から未熟さを指摘される。

話すら聞いてもらえない事に、焦燥感を募らせていく隼也。
再び直訴しようとするが、風太は自分は父親代わりと思って厳しくしていると言われてしまう。
隼也は「丁稚奉公は時代遅れ」「おっちゃんの頭は古い!」と反抗する。

マーチン・ショウのパンフレットを見せ、隼也は再びてんの説得を試みていた。
隼也はアメリカへ行きたいと言う夢を叶えぬまま亡くなった父の、やりたかった事はこれなのではないかと考えていた。
「お父ちゃんの夢を叶えたい」そう語る隼也に、藤吉の面影を重ねたてん。
しかし、栞の会社で修行したいと言う隼也に、風太に預けたのだから風太が認めるまでは許すわけにはいかない、と言う。

隼也に言われた言葉の意味を、考えていた風太は、飲み屋で栞と会う。
栞はレビューをやるべきで、そのためには風太の協力が必要だと言う。
漫才を100年続く芸にする事は、藤吉との約束でもあるが自分の夢でもあるのだと語った風太
栞は、自分も同じなのだと笑う。
北村笑店の役員を引き受けたのは、藤吉の頼みでもあるが、それが伊能商会を大きくするために必要だと考えたからだ。
2人は互いの「夢」に乾杯する。風太は、改まって栞にある頼みごとをする。

翌朝、風太はてんと隼也に、隼也を栞に預ける事を告げた。栞なら大丈夫だと言う風太に、隼也は喜ぶ。
そして風太はもう一つ、重大な決意を胸に、キースとアサリを呼び出した。

雑記

隼也に藤吉の面影を重ねるてんの目が潤んでて、しんみり。これって演出?それとも葵わかなさんのアドリブなのかな。アドリブだとしたら感情豊かな人なんだなあ。
アメリカで得たものが古くなる、と焦る隼也。これ、現在にも通じるものが。
意味のある仕事を任されるまでにどれほどの雑事をさせられることか。
たとえば発達障害の方は、専門分野に強い反面、単純な事務作業が苦手だったりしますが、事務作業でつまずくと「無能」とみなされ、本当に力を発揮するところまで行きつかない。と言う話を聞いたことがあります。
何てもったいない……。